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今日、旦那と

「毛穴の掃除にスクラブがいいよね」

なんていう話をしていた時のこと。旦那が、

「アメリカでスクラブが使えなくなるらしいよ。環境に悪いとかって・・・『スクラブ・環境』とかで調べてみると出るよ」

なんて突然言い出すものだから、びっくり。

スクラブが環境に悪い?溶けてどっか行っちゃうと勝手に思っていたんですけど・・・

というわけで、調べてみたことをまとめてみました。

↓↓ 私が企業HPを直接覗いてわかったこと

2017年以前のネット上で書かれている、マイクロビーズに関して「日本の大手メーカーは放置」という記事は古い情報のままのものが多いです。

大手メーカーでもすでにマイクロビーズを使用しない方針の企業も出てきています。

すでに全製品置換が済んでいる商品もあります。

「マイクロビーズ 環境」

などでググって出てくる記事には花王・マンダム・資生堂などが名指しされていますが、2016年を境にマイクロビーズに変わるものに置換して販売していることを始めに付け加えておきます。

マイクロビーズで知らずに進んでいた海洋汚染。魚たちも誤飲。

とっても細かいマイクロビーズ。マイクロプラスチックとも呼ばれています。

名前の通り、プラスチックは自然に溶けもしなければ生態系にも馴染みません。

ただただ、廃棄され蓄積されていくばかり。

アメリカの五大湖(Greate Lakes)の環境調査で、ひどいところで1平方キロ当たり60万粒のマイクロビーズが浮遊して汚染しているのがわかったんだとか。

ニューヨーク州の調査では、付近の海だけで年間19トンものマイクロビーズが流れ出ていることがわかっているんです!!( ゚Д゚)

このマイクロビーズ、とっても細かいために下水処理で海への流出を防ぐことができず、

仮に流出を防ぐフィルターを使ったとしても今度は豊かな海であるために必要なプランクトンが引っかかってしまい、

どうにもなりません。

しかもそマイクロビーズは化学物質を吸着する性質があり、

その汚染されたマイクロビーズを餌と間違えて食べた魚たちの体内に有害物質が蓄積される恐れがあるという悪循環が生まれているんですって。

魚って直接私たちの口にも入りますから、結局は自分たちで蒔いた毒が自分たちに戻ってくるという事になっているんです。

ギュッと詰まった有害物質が食卓へ並ぶ・・・そんなものとは知りませんでした・・・

オバマ大統領が2015年に「マイクロビーズフリーウォーター法」に署名し、マイクロビーズの販売がこの夏いよいよ全面禁止されます。

それを受けて、アメリカの各化粧品メーカーも早々にマイクロビーズから植物由来のスクラブへと切り替えているんです。

大手のジョンソンアンドションソン、

P&G,

ロレアル、

ユニリーバ、

エスティローダなど欧州のメーカーははすでにマイクロビーズから果実の種子に原料を変更していっています。

(・・・最初からそうできなかったんかね・・・海を汚すとわかっていながら。原料価格の問題かしらん)

自分たちの首を絞めないようにするために大切なこと。マイクロビーズの入っていない製品選び

知らなかった!

ならまだしも、

自分が使うのをやめたところで関係ないでしょ~

と思う人が圧倒的なのが悲しいところ。

だから、一刻も早い規制が企業に向けて必要なのに、呑気なものです。

消費者が賢くないといけないのです。

この記事を読んでいる方はせめて、マイクロビーズの入っていない製品を選んでくださるようにと、選ぶ基準を書きました。

製品の成分表を見てみる

裏の成分表に、「マイクロビーズ」と書かれているモノってあまりありません。

【マイクロビーズの成分表示】

ポリエチレン

ポリエチレン末

ポリプロピレン

コポリマー

大きく分けて、この4つ。この4つだけでも調べると、スクラブ以外の用途のほうが圧倒的に多いことに驚きます。

もっと細かく書くと、

ポリエチレンテレフタラート(PET)

ポリメチルメタクリレート(PMMA)

ポリアミド(PA)

など、「ポリ」から始まるものが該当します。

ボディスムーサーや歯磨き粉なんかは、つぶつぶ感がよくわかるのですが、口紅やファンデーションなどのなめらかさを追求するものにまで入っていると言います。

コスメだけでなく、消臭剤やシャンプー、日焼け止め、ヘアスプレー、シェービングクリーム、ベビーケア製品(!)まで、実に様々。避けられないのでは?と思われるほど。

でも、わかりやすいスクラブ製品は簡単にチェックできますね。

マイクロビーズを使用している企業をできるだけ避ける

と言ってもなかなか難しいものですが、

「メーカー名+マイクロプラスチックビーズへの対応」とネットで調べてみればすぐわかりますよ。

花王 クリアクリーン(歯磨き粉)。以前の表示は「コポリマー」でしたが、花王は2016年にすべてのマイクロビーズを天然由来の成分に変更。

花王の対応はかなり早く、アメリカの規制に並んでしていました。

マイクロプラスチックビーズへの対応

ほかにも、

マンダムがギャッツビーに含まれるマイクロプラスチックを生分解性のあるものに変更

資生堂の嫌々マイクロプラスチックビーズを置換する姿勢

など、各メーカーは対応している商品について触れています。

ほとんどは、わかりやすい洗顔料についてのみの置換ですが、それでも大きな進歩ですよね。

というわけで、手元にあるスクラブ商品をいまさらチェック。

わが家のスクラブ洗顔は、こんにゃくスクラブ配合クレンジング リ・ダーマラボ
スクラブが、マンナンからできているものでした。セーフ。

我が家のスクラブボディスムーサーは、ハウスオブローゼのOh!Baby
温泉にも含まれる自然由来成分。溶ける。セーフ。

一般流通しているモノより、ネット通販で頑張っている企業の方がポリシーがあって良い商品を売っていることもあるので、安易に購入することをさけ、通販で良いものがないかどうかを調べるのも手です。

今、海の汚染が「ちょっと」じゃなく「結構」ヤバイ。

2015年にはNHKのクローズアップ現代で

「海に漂う見えないゴミ~マイクロプラスチックの脅威~」というタイトルが放送されました。

こんな大切なこと、消費者の私たちが知らないなんて・・・と思うような内容。

このタイトルは、もっと拡散されても良いのではと思いました。

みなさんは、おうちにマイクロプラスチックがありますか?

このままでは2050年までには魚の量を超えてしまうほどの量が毎年流出しています。なんと年間800万トン。

日本近海のマイクロビーズの密度は、世界の約30倍の密度になるそうです。

タダのマイクロビーズではなく、「有害物質の運び屋」と呼ばれることも。有害物質を最大100万倍の濃度で吸着し、海全体を漂っているのだとか。

東京湾のイワシには、捕まえた64匹のうち49匹から平均3個のマイクロビーズを発見。

もはや、マイクロビーズを垂れ流した私たちの身体に、何万倍もの濃度になって返ってくるという事になっているのかもしれないのです。

アメリカではマイクロビーズをの製造と販売を全面的に禁止。

そうせざるを得ないほどの環境汚染が進んでいるのですが、五大湖ほど汚染が進んでいないにしても、どうしてこうも日本はスタートが遅いのでしょう。

汚染されてからでは遅いのに。