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妻に捧げた1778話という本。

昨晩ふと見た深夜のテレビ。

カズレーザーさんが、こんな本をおススメしていました。

余命1年と言われた癌闘病の妻のために、作家の眉村さんが毎日ひとつ、ショートストーリーを書きおろしていったのだそうです。

1778話ということは、5年弱。

余命1年が、これほどまでに生きながらえたのはご本人の生きる力故ですが、そこへ大きな力となったのはご主人の愛ではないでしょうか。
カズレーザーさん曰く、奥様が亡くなった日に書いていたストーリーは「めちゃくちゃ泣けます!」とのこと。
亡くなる直前ですから、作っていくストーリーも実に奥深く愛情に満ち溢れたものになっているのでしょう。

この本は、その最終話を含め、1778話の中から選んだストーリーが入っています。

 

ここで、何を思ったかというとですね。

さて私がもしも「癌で余命1年ですよ」となった時に、自分の旦那は何を思ってくれるだろうかと。

「あれしてくれない、これしてくれない」

なんて要求してばかりで

「私は家事に子育てに大変なのよ!」

と自分の事ばかり押し付けてきた私の事なんかを、本気で心配してくれるのだろうかと。

結局は、自分が病床に伏せた時にこそ、自分が今まで行ってきたことが、すべて目に見えて自分に返ってくるのではないかと思ったのです。

 

眉村さんは、

「とにかく妻のために何かをしているとの気持ちがあるせいか、書くのが辛いと思ったことはない。」

「全部で1778編の話は、書き続けていた時の心理の推移を反映している」

「その日その日に最善を・・・」

と話しています。こんな言葉から、今夫婦として振り返るにはとても素敵な本だと思ったのです。



 

どうして相手に不満が出るのかなぁとぼやっと考えてみた

先日、自分のフェイスブックで家事子育てにまつわる旦那の愚痴を、つぶやいてみました。

私もイライラが爆発寸前だったので。

それを読んだ友人たちから返ってきた大量のメッセージには、たくさんの同意や励ましがあり、自分に仲間がいることをしっかりと確認でき、とても力になりました。

中には男性からのメッセージや、独身の同僚からのメッセージも。

個人的にラインやメッセンジャーで連絡をくれた人もたくさんいて、感動はひとしおでした。

でも。

果たしてこれで、根本解決できるか。果たして自分は、「言ってスッキリ」、で解決と勘違いしていないか。

もしかしたら、旦那がもっと抱えているものは重たいかもしれないのに、自分の気持ちだけを押し付けていないか。

色々考えた挙句に、

「旦那の気持ちは分かっているつもりでいるが、全く汲んではいない」

ということに気づいたんです。

 

家事育児、仕事の問題の根底は、

「自分の方が大変で、疲れている」

という感情が無意識であっても底に渦巻いていることがほとんどです。少なくとも私の場合はそうでした。

メッセージをもらった友人たちのなかには、ご主人のそんな気持ちがチラ見え、どころか丸見えになっているような言葉を投げつけられている人も少なくありません。

「育児なんか」「主婦なんか」とい言葉が、相手の存在価値を軽視しています。

 

我が家の場合はお互いに、

「相手の大変さを認めたくない」

「私こそ、大変なんだ!」

ということを相手に認めさせたいという感情があったから、いつまでも不満が噴出するんだということに気づいたのです。

旦那は家事も育児もやってくれます。にこやかに、ではないです。

口には出しませんが、「俺だって疲れているのに」という態度がダダ漏れです。これが、私の怒りを加速させます。笑

まあこれでは平行線ですよね。

小学生でもできることを、大人がどうしてできないか

 

娘の担任は、ものすごい敏腕で物知りで面白くて最高の先生です。

その先生が、定年後に花束を持って去っていったと思ったら、再任用で荒れた学年に連れ戻されました 笑

今となっては男女分け隔てない仲の良いクラスですが、当初は姿勢も斜めに構えて話も半分、友達のことはまず疑ってかかるような子どもたちでした。

そんな子どもたちに先生が毎日毎日口酸っぱく言って聞かせたことは、

「相手の悪口言って過ごしても面白くもないし得にもならない。相手のいいところを見つけてほめて暮らした方が何倍も楽しい」

でした。

小学生が学ぶようなことを、親ができていない。

ああ夫婦間のいざこざはこれでほとんど消えていくのにな、と思いました。

相手のあらを探して指摘して、自分の主張を通してぶつかる。全く楽しくも何ともありません。

イライラしては、子育てに影響するばかり。

先生のおっしゃる通りです。笑

少しでもいいところを見つけて、褒められたら・・・・・・って、そんなことができれば苦労はしません。

今までずっと主張をしてきて、

「わかってほしい、認めてほしい」

と騒いできたのに急にそんなことになったら旦那に気持ち悪がられるかもしれません。(;^ω^)

でも、自分が(相手が)最期を迎えた時に、今までの夫婦の形が目の前に突き付けられることになると思うと、相手のことを考えて想って生きていっても、デメリットはないよなあと思うのです。

私のグチつぶやきにあれだけメッセージをくれた人がいるということは、それよりもっとたくさんの人がこの本を必要としているはず。

 

「夫婦って何だろう」と、自分たちを省みさせてくれる、眉村さん夫婦のきずなが詰まった作品です。

そう思って、珍しく本の紹介をしてみました。

 

個人的には東野幸治とカズレーザーがめちゃ押していた「サピエンス全史」が気になります( *´艸`)

今の人類である我々ホモ・サピエンスが、どうやって力の強いネアンデルタール人に打ち勝っていったか、という上巻の前半がめちゃくちゃ面白いそうです。

世界史専攻の私にはすごい気になります♪