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少し前まで、某国の田舎に住んでいました。

当然田舎は空気はきれいだし、放射線の影響も関係ないと思いながら安心して過ごしていましたが・・・

なんと、一番危険だと思っていた日本よりも、放射線の数値が高い国々が多々存在することがわかりました。

最近は日本は危険だと煽られて海外に逃げる方も多いし、ご主人やご自身の海外赴任でいろんな国に暮らしている方々もいることですし、これを機会に海外の放射線の影響について私なりにまとめていきたいと思います。



原発は事故を起こさなくても放射性廃棄物からダダ漏れという事実

 

原子力発電は人類の希望でした。少しの燃料で、膨大なパワーを生み出す原子力発電という発明。いわゆる「核燃料の利用」は、明るい未来を約束していたはずでした。

しかし原発が世界の各地で事故を起こし、危険性を認識した時にはもう遅いのが原発というもの。

現代において各国で原発廃止され始めてている中で、改めて稼働中の原発の危険性も認識されています。

それが、放射性廃棄物。

詳しい発電のプロセスは割愛しますが、とにかく核燃料から発電の際に非常に高い数値の放射性廃棄物がでます。その処分方法は、地中深くに埋めるというもの。

埋めるだけですよ・・・???

地中に埋めておけば、長い年月をかけて無害化するというわけではありません。

これは原発に関係する人々はずっと知っていたわけです。知らなかったのは、一般庶民のみ。

原発が稼働する限り、この放射性廃棄物はどんどん地球のなかに溜められていきます。

恐ろしいですよね・・・・

 

東日本大震災で発生した大量の汚染がれきをどの自治体も受け付けません。汚染されたがれきを受け入れれば、市民が黙っていないからです。

でも、もう

「何をいまさら。さんざん今までそうしてきたじゃないか」

というのが、原発関係者が思う本音ではないでしょうか。今までさんざん、放射性廃棄物を埋めてきたのですから。

 

 

駐在の多い地域はどう?

まずはアメリカの原発事情を見てみましょう。広い世界の中には、原発だけが問題ではなさそうですが。 

アメリカではご存知の通り、現在約100基の原発が稼働しています。

東海岸を中心に、主に東半分と西海岸に建てられた原発、もちろん今まで無事故だったわけではありません。

スリーマイル島の原発は、38年前にアメリカ史上最悪の事故を起こし、放射性物質が大量に漏れ出す事態となりました。

事故があったのは2号機。核燃料が溶け落ちる「メルトダウン」が起きて、廃炉に向けた作業が行われましたが、高い放射線量の中で1号機は運転を続けていました。

事故はレベル5。福島事故がレベル7ですから、アメリカ史上最悪よりも悪い状況にあるのが今の日本でしょう。

しかし何が大きく違うかというと、流れ出た放射性物質が福島とは全く異なりました。

スリーマイル島で漏れだしたのは主に希ガス(ヘリウム、アルゴン、キセノンなど)だったため、周辺住民の被ばく線量はX線検査と変わらない、わずか0.08シーベルトだったそう。

しかし原発から40km圏内では、100以上の動植物の奇形が発見されているほか、家畜の繁殖率が著しく低かったり、乳幼児の死亡率が増加したりとその影響は確実に統計に出ています。

他の事故歴はこちら。

1945年 ニューメキシコ州 デーモン・コア事故

1959年 カリフォルニア州 サンタスザーナ野外実験所 炉心融解事故

1960年 ペンシルバニア州 ウェスチングハウス社 炉心融解事故

1964年 ロードアイランド州 燃料施設での臨界事故

1966年 ミシガン州 エンリコ・フェルミ炉 炉心融解事故

1979年 ペンシルバニア州 スリーマイル島 事故

2005年 イリノイ州 ブレイウッド原子力施設から放射性物質漏洩

2006年 テネシー州 アーウィンでの放射性物質漏洩

2014年 ニューメキシコ州 核廃棄物隔離試験施設 放射能漏れ

 

もはや安心して住める場所はアメリカに原発がある限り、ないのではないでしょうか。

現在のアメリカではきちんとした処分の方針がなく、使用済み核燃料はそれぞれの原発の敷地内で「一時保管」されているのです。

各地に立っている原子力発電所には、放射性物質を出し続けている廃棄物がそのままあると思ってよいでしょう。



ワシントン州 ハンフォード核廃棄施設

大きな環境問題として課題になっている使用済燃料の廃棄についてですが、アメリカでは高レベル放射性廃棄物としてそのまま処分、または一時保管しています。

ハンフォード核廃棄施設は、原子爆弾に使うプルトニウムを作っていた悪名高いこの施設。

冷戦後も精製作業を行った結果、膨大な核廃棄物を抱えてしまいました。

世界でも指折りの汚染地域にもかかわらず、アメリカは立ち入りを制限して国立歴史公園に指定し、2020年公開を目途に整備しようとしています。(!!!)

何も知らないと、国立公園巡り大好きな駐在の日本人は、のこのこと被爆しに行くことでしょう。

このページにたどり着いて良かった!しっかり学んでくださいね。

この核廃棄施設、シアトルから南東350キロに位置します。

その177個ある地下タンクから、放射性廃液が漏れ出していることが問題になっているのです。最大年1140リットル。

何十年も前のタンクが地下で山積みになったまま、熱を帯びたり、引火性の気体を発生したりして、爆発の危険性もはらんでいます。

原爆を作った時のタンクが、今自国を苦しめているなんて・・・皮肉すぎますね。

施設の除染は30年で完了の予定でしたが、はるかに作業は進んでおらず浄化の見通しが全く立ちません。

そうこうしている間に、漏れ出している放射性廃液がどんどん地下水に流れ込んでしまうのです。

本当に、恐ろしい。

もちろん、この施設が爆発すれば周辺地域の住民は命の危険にさらされますし、莫大な放射線が散ります。

被害はワシントン州だけにとどまらないのは目に見えています。

今お住いの日本の地域と、駐在先の地域、どちらが安全ですか?

この記事をきっかけに、よく調べてみてくださいね。